監督 ニック・カサヴェテス
製作総指揮 トビー・エメリッヒ 、アヴラム・ブッチ・カプラン
原作 ニコラス・スパークス
脚本 ジャン・サーディ 、ジェレミー・レヴェン
音楽 アーロン・ジグマン
出演 ライアン・ゴズリング 、レイチェル・マクアダムス 、ジーナ・ローランズ 、ジェームズ・ガーナー 、ジョーン・アレン
涙、涙・・。こんなのズルイ、と思いながら、泣くのを止められないのが悔しいのだった。何しろ、感動せずにはいられない要素が盛りだくさん。裕福な家庭の一人娘と、貧しい青年の、いわば身分違い(あまり好きな言い方ではないが)の恋。初恋の相手を一途に想い続ける青年。裕福な婚約者と別れ、初恋の男性を選ぶ娘。2人が再会し、感情の高まりのままに愛し合うシーンは、切なくて美しい。家庭を築き、やがて年老いる2人。痴呆症(と映画の訳にはあるけれど、今は認知障害と言うのが正しいだろう)になり老人ホームで暮らす妻のもとに、小説を読み語るボランティアとして現れる夫。妻は夫が誰だか、もはやわからないのだが、毎日物語を読みに来る夫の献身。これが、また、また、涙である。最後のシーン、夫は妻のベッドにそっと上がって、2人一緒に息絶える。ああ、こんなストーリーはズルイ。反則だー、と思いながら、映画館を出るときは目が真っ赤になっていた。
お勧め度★★★★☆